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January 2001 MACお宝鑑定団 
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Keynote Speech Live!


Apple QuickTime Live (1/10のA.M.2時から放送)

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Keynote Speech report


・当日のライブキャストは現地時間8時45分丁度に始まり、9時丁度にジョブズ氏は壇上に姿を現しました。

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ジョブズ氏はまず朝早くから5000人もの人たちが集まってくれていること。また10,000人以上の人々がストリームラインを通じて基調講演を傍聴してくれていることに感謝の意を表しました。

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まずジョブズ氏は2000年度の最後の数ヶ月間はとても大変だったと述べました。(ここで場内苦笑)しかしジョブズ氏は「今日その間に我々が成し遂げたことを発表できる、まずはMac OSXについて話そう」と切り出し、Mac OSXの概略について改めて概観した後、9月にリリースしたパブリックベータについて報告しました。

ジョブズ氏はApple社では当初パブリックベータの出荷数を10,000セットと見込んでいたのに対し、実際にはその10倍の100,000セットもの販売を記録したこと。またそのフィードバックについては7,500件程度を予測していたが実際にはやはり10倍の75,000件のフィードバックが寄せられたことを明らかにし、中には一人で本当に沢山のフィードバックをしてくれた人がいたことにも触れ、

「みんなのお陰でMac OSXをもっと良い物に出来るよ」と述べました。

そしてApple側からのフィードバックとして

現行のOS9に勝る安定性、インストールの容易さ、Classic環境での旧アプリの完全動作に注力していると説明し、MacOSXはMacとUNIXの結合によって今までにない使用感を実現し、またAirportやプリンタードライバーのサポートについても十分な注意を払っていると述べました。

またNew Feature of Mac OSX として"More Powerful, Easier to Use" "ComplexityとSimplicity" 等をキーワードにインターフェースに関するデモを行ってみせましたが、中でも再生中のクイックタイムムービーがドックに収納され、アイコン化された後も引き続きアイコン上でムービーが再生されるデモが行われた時には大きな拍手が場内から沸き起こりました。

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またユーザーからのフィードバックの成果としてドックに収納されたフォルダやドキュメントをクリックするとポップアップメニューが表示され、フォルダ内のドキュメントを選択したり、ドキュメント自体を開いたりする機能が追加されたことが披露されました。

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またMac OSXにおいてはFinderは単なるアプリケーションに過ぎないことを強調し、アップルメニューにQuit,Sleep,Location変更等のメニューを追加することにより従来Finderを介してでなければ行えなかったこれらの動作を直接行うことが出来るようになった点を強調しました。

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またドキュメント毎に使用されるフォントの種類を管理するユーティリティーとして「フォントパネル」が追加された事、ツールバーにアプリケーションやメニューを自由に追加してカスタマイズ出来る様になった事も発表され、さらに「沢山のウィンドウが好きな人のために」フォルダをダブルクリックする毎にウィンドウが表示されていく旧来のファインダーのインターフェースも選択肢として選べるようになった事が明らかにされました。

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続いてMac OSX対応アプリケーションのリリース予定について言及があり、今年中に1200タイトルもの対応アプリケーションがリリースされると延べ、その中でも期待される3DオーサリングソフトのMayaのMac OSX対応版のデモが行われました。

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またMac OSXのリリース予定日を3月24日(土)とすることが公式に発表され、小売価格は129ドルとなるとの説明がありました。またマッキントッシュへの搭載開始のタイミングについては対応ソフトの大多数がリリースされる今年7月とすることも発表されました。

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続いて新しいPowerMac G4プロダクトラインの発表となりましたが、ここでジョブズ氏は新しいラインのキーワードは「Power to Burn」である、と述べました。

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ジョブス氏は続けて「500MHzマシンを搭載し続けた18ヶ月は皆さんも思っておられる様に長すぎた。(ここで爆笑)そこで最高733MHzのCPUクロック、5.5Gigaflopsの演算速度を持つ新G4ラインを用意したと述べ、これらのラインにはCD-RWが標準搭載されること、上位3モデルにはNVIDIA製GeForce2 MXアクセラレータカードが搭載されること(ここで拍手)またビデオカードスロットを含め計5つの拡張スロットが全てのマシンに用意されたこと(ここで大拍手)が発表されました。

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また今回はデュアルプロセッサモデルは標準では用意せず(533MHzのみオプションで選択可)本格的なライン展開は2月まで待つことを明らかにしました。

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そして最後に業界初の採用であるとして(このとき舞台のスクリーンにはアポロの月面着陸の映像が登場、場内大受け)最上級の733MHzのモデルにはPioneer製SuperDrive(DVD-R/CD-RW両用ドライブ)を搭載すると発表し、これでCD、DVD、そしてペンティアムを「Burn」する「Power」を得たと述べ、場内の喝采を浴びました。

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その後ハードウェア担当のシラーVPがまたまた登場し、733MHzモデルとPentium4/1.5GHzモデルを使ってAdobe Photoshop 6でのレンダリング比較デモを行いました。そして733MHzマシンが24秒とP4モデルに10秒近い差を付けて処理を完了した事を見届けたジョブズ氏は「実際に重要なのはクロック数の大小ではなくマシンがどれだけ速いかなのだ。」と強調してデモを締めくくりました。

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続いてジョブス氏は「CDを焼くときにはいつも訳の分からないアプリを使わなくちゃいけないんで困っているんじゃないかい。僕たちのやり方を見せてあげよう」と切り出し、空のCD-Rを新しいG4マシンのスロットに入れてデスクトップに表示されたCD-Rに焼き込みたいファイルをドラッグしてみせ、そのCD-Rをゴミ箱にドラッグするだけで「Burnする?」との表示がでてCDが焼けてしまうことことをデモして見せました。(またもや場内大喝采)

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そしてその後Pro Speakerが59ドル、15インチフラットパネルディスプレイが999ドルから799ドルに値下げされたことをさりげなく紹介した後、ジョブズ氏は、「今日のお題はまだ始まったばかりだ」と言い、そして"Be loved PC"(みんなから愛されたPC)と碑名にかかれたPCの墓標のイメージをスライドに映して見せ、「この24年間の間PC業界は産業の推進役だったが、今ではすっかり飽きられてしまったと一部エコノミストの間では言われているが、それは違う」と言い、Our Visionと題してAppleの過去・現在そして未来を語りはじめました。

そしてジョブズ氏は1980年から1994年はPCにとっては先史時代であり、それはDTPのコンセプトの導入による生産性の向上の時代であり、続く1995-2000の第二期の黄金期はインターネットに導かれたPCのコンシューマー、ビジネスマーケットへの進出であったと述べ、 続く2001年から先はDigital Life Styleが花開く中で、PDA、デジカメ、DVDプレーヤ等のデバイス群の中心に位置するDigital Hub(これは重要なキーワードだ!との注釈がありました。)としてPCは第三の黄金期を迎えるのだとジョブズ氏は主張しました。

PCはそれらデバイスに比べ、より複雑な回路、演算能力、大きなモニタ、そしてBurn Disc!を持っているが故に、Digital HUBとしてそれぞれのデバイスの間をFireWireやQuickTime、インターネットといった技術によって繋ぎ、それぞれのデバイスの価値を10倍にも高めるのだとジョブズ氏は述べました。

そしてその延長線上としてAudioへのコミットについて述べたいと言い、CDをRipする(ジョブズ氏曰く、「PCに落としてエンコードし、MP3ファイルにして自分だけのPlay Listを作ることだ。そして自分だけのカスタムCDを焼くこと!」)ことが一般的になり、現在米国市場では年間3億2千万枚のCD-Rメディアが販売されており、Real Audio、Windows Media Playerといったアプリケーションが使用されているがこれらはあまりに複雑であったり、有償のアップグレードを行わなければEncodingのスピードや音質が低いといった制約が存在するのが現状だと述べました。

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そしてジョブズ氏は「iTuneがその壁を壊す。」と述べ、曲のインポートからCD-Rの作成、インターネットラジオの受信までの全てを簡単なインターフェースで楽しめる"iTune"を紹介しました。

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また"iTune"には曲に合わせて変化するクールなイメージ映像を表示する機能が付加されていることも紹介され、しかも今日から無料でダウンロードして使用することが可能であることがアナウンスされました。(ここで場内大拍手。)またApple純正のCD-RでなくともiTuneを使うことが出来るようプラグインが近々用意されることも明らかにされました。

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続いてジョブズ氏は私自身の長年の夢の実現として、Private DVDのオーサリングソフト"iDVD"を公開しました。

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ジョブズ氏はPrivate DVDの作成に適したハードが無かった事についてはSuperDriveの登場で、また映像のMPEG2エンコードを行う際ハードエンコードは機材が高価過ぎ、またソフトエンコードは時間が掛かりすぎる、点をVelocity Engine を利用して従来encodingに録画時間の8 倍を要していた物を一気に2倍まで短縮し、さらにiDVDによってコンテンツの編集も飛躍的に容易になったことで Private DVDが可能になったとし、実際にiDVDの極めて分かりやすいシングルウィンドウのインターフェースに各種画像形式のファイルをドラッグするだけで、画像のサムネイルを選択ボタンとするシークエンス選択画面を簡単に作成し、また画面の壁紙のデザインやボタンの形状を変更できることをデモしてみせ、その上でiDVDで予め作成しておいたDVD-Rを250ドルのDVDプレーヤーで全く問題なく再生してみせました。

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またジョブズ氏がAppleがDVDメディアを5Pack 49.95ドルと言う破格の値段で販売することも発表し、合わせてプロユースのDVDオーサリングソフトとして"DVD Studio Pro"を今月末に$995で発売することも明らかにしました。

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そして再び PCは例えばデジカメとDVDプレーヤーを結ぶDegital Hubとして第三の黄金期を迎えるのであり、iMovie、iTune、iDVDはその為のパスポートとなるのだと述べてしめくくりました。

そしてもう一つあるんだとジョブズ氏は続け、

高校の化学の授業でこのマークを見たことがあるかい?と続けました。(スクリーンには大きく"Ti"の文字、そして場内は大喝采。)

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ジョブズ氏は続けました。「全く新しいPowerBookについて語ろう。私たちはそれにPower とそしてSexが欲しかったんだ。」そしてジョブズ氏はそのPowerとして500MHzのG4チップを搭載していること(場内歓声)、15.2インチメガワイドスクリーンを搭載していること、スロットインDVDと5時間保つバッテリーそしてAirport対応であることを挙げました。

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「じゃあSexは?」と ジョブズ氏は観衆に問い、そしてそれは厚さがわずか1インチであること。重さが5.3ポンドしかないこと。そして航空機見たいにタイタニウム製のボディで覆われていることを挙げました。

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そしてジョブズ氏は実際にPBG4"タイタニウム"を手に取って掲げて見せ、モニターの縁があまりに薄いのでカーソルが外に飛び出すかも知れないといって笑いをとり、さらにふたを開けてもアップルロゴが逆さまにならないことをアピールしてみせました。

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そして最後にVaio2505 との比較で新しいPowerBookが如何にうすくて、DVDもついていて、それでいてちょっぴり安いことを誇示し、最後にプレゼンテーションの全容をもう一度総括した後、拍手に包まれて会場を後にしました。



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