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July 1999 MACお宝鑑定団 |
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基調講演関連リンク |
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Keynote Speech report | |||
![]() ![]() 次にAppleはQuickTime TVを発表しました。まず、Star
Warsの予告編のダウンロードが2300万を超えたと発表し、これらのダウンロードの総量は400テラバイト(4兆メガバイト)を超えるデーターがAppleから発信されたと発表していました。さらにJobs氏はQuickTime
4.0を1200万人もの人たちがダウンロードしてユーザーになっていると言いました。 ![]() まず、最初の発表はQuickTime TVでした。これはストリーミングメディアのコンテンツを含んだチャンネルの総称で、Macintosh上でTVを実現するAppleの計画だと発表しました。TVの基本的な構造はTV
receiver, TV station, broadcast network, そしてContentsの4種類で、これらをQuickTime
4.0に当てはめて説明していました。まずQuickTime 4.0はTV Stationとして振る舞うQuickTime
Serverから受け取った画像をTV receiverとして動作し(ここでQuickTime ServerもしくはDarwinについて簡単に触れました)、またAppleのストリーミング技術は現行の他のモノと比較してbroadcast
networkを重くしない(つまり、インターネットに負荷をかけない)で、ストリーミングの体験を劇的に改良するだろう、と言っていました。ここでPhil
Schiller氏が登場して、これらのデモを行いました。 ![]() QuickTime PlayerのDisneyのインタラクティブなコンテンツに入って、「Toy
Stories 2」の予告編をストリーミングでダウンロードしたりしました。最初からBBCやBloomberg、Fox Newsなどのブックマークが用意してありましたが、これにABC
NewsやRollingStone.com、Disneyなどが加わると発表しまして会場から拍手を受けていました。 ![]() 次に、Mac OS 9が正式に発表されました。10月に99ドルで発売される予定だそうです。これには50の新しい機能が加わったそうで、Sherlock
2.0も発表されました。ここで再びPhil Schillerが壇上に登場して、Mac OS 9のデモを行いました。 ここではSherlock
2.0の新しい機能について発表されました。Phil氏はSherlock 2.0の電子商取り引きの機能を使ってデモを行いました。Sherlock
2.0の右上隅のボタン(カートを運んでいるマンガが書いてある)を押すと、検索結果に従ってオンラインショップの中の商品を検索できます。ここでPhilは「Apollo
11(アポロ11号)」と入力して、いろいろなオンラインショップを探索しました。ここで画期的な事は、検索結果としてName(名前)とPrice(価格)、そしてAvaivabilitiy(入荷予定時期)が出力される事です。これらはその条件でソートすることも可能でした。オークションサイトの検索も最初から用意されていた様です。デモではPhilはApollo
11に関する本をAmazon.comから探し出していました。 ![]() そしてAppleの製品戦略について話が移ります。Jobs氏は正方形を4つに分割した例の製品戦略の図を出して(コンシューマー/ポータブルが欠けています)、短くiMacについて触れました。米国のiMacのユーザーの中で88(90?)%ものユーザーがインターネットに接続し、全世界のiMacのユーザーの33%が新たにMacのユーザーになったと発表しました。またiMacが発表してからUSBデバイスの数が増えていき、現在ではおよそ125種類が発売されており、今後100種類以上が発売される予定だとグラフで示しました。新しいUSBの製品として、NECのUSB
Portable Scanner(日本で発売済み)とEpson Multi-Function Printer(日本で未発売)を紹介していました。さらに、Bungie社のJason
Jones氏を壇上に登場させて、現在開発中の新作「HALO」を紹介させました。これは3Dリアルタイムシミュレーションだそうで、Open
GLを使ってグリグリ動くそうです。画面は凄いの一言でした。これは来年発売予定だそうです。 ![]() 加えてIBM社のSpeech Systemsのジェネラルマネージャー、Ozzie
Osborne氏を壇上に登場させ、Mac版のViaVoiceのデモを行いました。デモを手伝ったIBMのスタッフはブルーベリー色のスケルトンのヘッドセットを使って、彼の言った事を完璧にに画面上に出力させました。これは近日に発売されるそうです。 ![]() これらのデモが終わると、Jobs氏は再びAppleの製品戦略の図を出して、ついにコンシューマーポータブルを発表しようと言いましたが、この時にJobs氏は「Proモデルは"Power"、コンシューマーモデルは"i"、ディスクトップモデルは"Mac"、ポータブルモデルは"Book"という名前から、コンシューマーポータブルの名前は分かるだろう?」と言って「iBook」というスクリーンに大きく出して名前を発表しました(ここで会場は大喝采になりました)
続いてスクリーンでスペックが発表されました。「12.1
inch TFT Display」、「800*600 millions of colors」、「ATI Rage Mobility
(4MB video memory)」、「300MHz G3 Processor (512k backside L2 cache)」とスペックを紹介した後、「Second
faster portable in the world」と言うスライドを出して、PowerBook G3の次に速いんだ、と示唆していました。さらにスペックの紹介が続きます。「24x
CD-ROM(Jobsは使いやすいソフト付き、と言っAppleWorksがバンドルされていると言っていました)」、「56K
modem USB 10/100 Ethernet」、「Full size keyboard」、そして車の燃料計のイラストを出して、「6
hour battery life!」という文字を出して、Jobs氏は「1日に1度充電すればOKだよ」と言いました。 ![]() そしてJobs氏はiBookを手に取って各機能を説明して、本体の色がブルーベリーとタンジェリンの2色用意されている事や各ポートなどを説明しました。それらが終わると、「#1
Consumer Notebook」と書かれたSonyのVAIOのスライドを出して、これはiBookになるだろうと、その映像だけをiBookに変えました(会場は大爆笑)最後にiBookの発売はSeptemberで$1599になると発表されました(再び会場は拍手で湧きました) ![]() そこでJobs氏は「AirPort」という大きな文字を出して、これは実はAppleの新しいワイヤレス技術だと発表しました。スライドでは「11
megabit/sec」で通信できて、「Industry standard」の技術で、「Privacy」も「(40-bit
data encryption)」で保護されて、「Lucent Technologies」が開発した技術を使っていると発表しました。 ![]() 最後のデモとして、AirPortを使ってQT
Playerで007の新作のムービークリップのストリーミングを受信して、それが十分鑑賞に耐える事を実証して(ここでJobsはこれをダウンロードする時に、IE
4.5、いやMac OSの使い方を知らずに聴衆から「Finderだよ!」と言われた)、次に「imagiworks」という教育ソフトを起動し、USBに接続された
振動センサーの情報が表示されている事を見せます。実はこのセンサー情報は壇上のかなり高い所に隠れていたPhil
Schiller氏が持っていたiBookから送信されていたと明かされて、これらが無線ネットワークAirPortによる
環境で起こっていることを証明してみせます。Phil氏は約5メートル上から、そのiBookを持って「私にとっては小さい一歩だけど、無線ネットワークにとっては偉大なる一歩だ」と述べて、一緒に下のクッションに飛び下りました。 ![]() 最後に、Jobs氏はこのiBookとAirPortの開発に関わった会場にいるApple社員を席に立たせてねぎらいの言葉を与えて、「ここにいる人たちにいち早くiBookを触らせてあげよう」と言って、会場の至る所にいたAppleの社員が鞄からiBookを取り出して、基調講演は終了しました。 ![]() 講演終了後、すぐにiBookの周りには人だかりができて、子供から大人までそれを実際に触って盛り上がっていました(これらのデモ機は全てバッテリーで駆動して、AirPortで繋がっていました)ちなみにAppleのブースでも直接触ることができ、システムのバージョンを調べたらMac OS 8.6 Mac OS ROM 2.0.1d30c14でした。 |
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