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H氏からの手紙
January 1998 MACお宝鑑定団 
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Router&Hub

この内容はNIFTYのZAK氏が発言された内容を本人の許可を得て転載しています。
この内容に関する質問等は一切お受けできませんので御了承下さい。


PowerMacintosh 7100/80AV と Centoris 660AV なのですが、EtherTalk に切り替えると繋がりません。
●質問者の設定内容:

トランシーバーを2台の Macintosh 本体に接続する、ハブにツイストペアのコードをそれぞれ接続する、電源を入れる、コントロールパネルの「ネットワーク」を開き EthreTalk に切り替える、共有設定の設定する(ファイル共有など)、アップルメニューからセレクタを起動する。

●質問:AppleTalkゾーンが表示されない、AppleShare をクリックしてもAppleTalkゾーンは表示されません。
●回答:AppleShareのウインドウ内にZoneが表示されない件ですが、単にハブを1つ置いてそれを経由しているだけならZoneは表示されませんし、また必要もありません。AppleShareのアイコンをクリックして選択して、右側のウインドウ内に他の機器の名前が表示されていれば、AppleShareは正常に動作しています。なぜZoneを分けるかということですが、LANのシステムとして接続された機器は常にLAN上を流れているデータを監視していて、自分宛てのマークの付いたデータ以外は無視するのですが、当然データの流量が多ければその中に自分宛てのデータが入っている割合が減ってしまいます。 また最大流量目一杯のデータを流してしまうと、機器がデータを送受信できなくなって、見かけ上止まったようになってしまいます。 そこで、LAN上を適正な流量でデータが流れるように「ルータ」という機器で区切り、そこで区切りを越えていいデータと区切りの中だけで完結するデータに振り分けてしまいます。 その際に各区切りの名前として「Zone名」が必要になるわけです。

なんで接続された機器が増えるとデータ流量が増えるかというと、ユーザが転送している「実データ」以外にも、機器相互の制御用データが常に流されているためです。

Zoneのサイズ、つまりそのZone内に接続できる機器の台数は使われ方によって異なり、OA機器的に使われているものがほとんどだと、たまにプリンタにA4判1〜2枚打ち出すとか30kバイトのExcelのファイルをサーバにコピーするなんていう程度であれば、かなりの台数の端末がぶら下がっていても大丈夫です。しかし、開発機器やアートワークの制作部門とかではサーバとの間でばんばんデータを流したりするので、そういう場合にはZoneに所属する機器の台数を減らしたり、100Baseという高速の回線にしたり、スイッチングハブ(これに対して普通のハブはリピータハブという)を導入したりなど、なるべくZone内の流量があふれないようにしないといけなくなりますし、それの調整の勘所がシステム管理者の腕の見せどころというわけです。
また、違ったZoneの使われ方として、セキュリティ維持のために特定の端末からのデータだけ通過できるようにハブを設定することがあります。この場合には、権限のない人にはそのZone内の機器にはアクセスできないようになります。


●質問:ルーターなどで AppleTalkゾーンが設定されていない場合は AppleTalkゾーンが表示されないという説明を聞いたことがありますが、

●回答:全くその通りです。単一ネットワークの場合には物理ゾーンはひとつしか存在しないので、ゾーン表示を行うメリットはほとんどありません。(Seed可能な)ルータを使用すればひとつの物理ゾーンを複数の論理ゾーンに分割することは可能ですが、これは少なくとも3台以上のデバイス(Macintoshを含む)が接続されていないと意味がありませんし、全てのネットワークデバイスにへのアクセスが出来なくなるということを意味しています(それが論理ゾーンを分割する大きな目的の一つです)。

 AppleTalkにおいては、Seed Routerが存在しない場合にはデフォルトのゾーンが設定されるため、ゾーン表示は行われません。ゾーンが一つしかない場合は表示しても意味ありません。


●質問:ルーターってなんなのです?

●回答:簡単に言えば、複数のネットワーク間を接続するデバイスのことを指します。例えば、複数のEtherent間、EthernetとLocalTalk間、ISDN他とのデータ交換を行うための装置です。単体で動作するハードウェア形式のものと、Macintoshをホストとして動作するソフトウェア(Apple Internet Routerなど)があります。

 じゃあ、『ハブと何が違うんだ?』ということになりますね。ハブではひとつのデ
バイスから送出されたパケットが全てのポートに転送されますね。5ポートのハブの各
ポートをA〜Eとして、AB間でデータ転送を行うとしましょう。パケットはAB間だけで転送されれば良いのですが、この間にもパケットはCDEにも流れることになります。ここで、CD間でデータ転送を会しすると、ABCDEは直接につながっているため、AB間およびCD間でのデータ転送は相互に影響し合い、実効速度は理論的に1/2に下がってしまいます。別な言い方をすれば、トラフィックが発生するために速度低下が発生することになります。

 ルータの場合では、AB間でのデータ転送は関係のないCDEには影響を与えません。実際にはルータでは10BASE-T用のハブのように1ポート当たり1台ということはないのですが(通常は10BASE-2や10BASE-5です)、基本的な考え方は全く同じです。また、ABCDポートに接続されている特定のMacintosh(またはグループ)にだけEポートに接続されているプリンタやサーバなどへのアクセスを許可するというような設定を行うこともできます。(ここで延々と説明しても仕方がないので、あとは適当な書籍をご覧ください。)


●質問:どうやって設定するのです?

●回答:設定はルータ毎に違うので一般論はありませんが、相互に接続を行う物理ポート毎に論理ゾーン名や論理ゾーンアドレスを設定することになります。


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