2009年7月9日〜12日に東京ビッグサイトで開催された「第16回 東京国際ブックフェア」(同時開催:デジタル パブリッシング フェア 2009)で、ボイジャーセルシスが共同出展していました。

ブースで、ボイジャーの萩野社長に色々と話しを聞く事が出来ました。理想書店が始めようと思ったきっかけは、2008/08に、大谷和利著のアスキー新書「iPhoneをつくった会社」がApp Storeに拒絶された事がきっかけだったそうで、同社の社内紙「船はは出てゆく」の中で、拒絶された理由として「アップルの社員、経営者、製品他について書かれたものは、内容の是非に関りなく App Storeから除外の対象となる」と説明を受け、客観的な判断による検閲拒絶ならまだしも、パブリッシャーに関連する内容は検閲拒絶するという姿勢に幻滅し、著者および出版の自由を守るにはどうすれば良いのか考えたのが最初だったそうです。

App Storeでは、電子書籍の場合、全て検閲確認するそうで、ボイジャーの場合、489の電子書籍アプリを申請して、188アプリが拒否されたそうです。

また、審査に通ったとしても、販売日が曖昧で、また検閲に時間がかかるため、週刊雑誌系などの販売は難しい状況だと言わざる負えないということが問題だそうです。


理想書店

理想書店

今回、セルシスとの共同で発表した、iPhone 用電子書籍配信ソリューションには2つのパターンがあり、「iPhone OS 3.0型」とする、App Storeを通じて課金/決済システムを利用するモデルと、App Storeからは無料ビュアー「理想BookViewer」だけを配信し、Safariからログインして、電子書籍コンテンツを購入し、それをビュワーで見る「ネット書店型」が用意されていて、ボイジャーは後者の方法を用いて「理想書店」を展開するそうです。

App Storeの場合、Ratingの付け方において、18+となれば、iPhone OS 3.0では配信を自動的に拒絶され、日本の漫画は、ほとんどがRating 17+となると考えられるので、非常に厳しい状態となりそうなのだそうです。

ボイジャーとしては、Ratingの考え方は、法的な部分を守りつつ、独自のRating付けを行なっていくそうです。


理想BookViewer

理想BookViewer

iPhoneにおける電子出版にとって、道が開けたように感じたのですが、ただ、検閲に関しては、「Hottest Girls」問題をきっかけに、そのアプリがインターネットを通じて、何を見れるようになっているのか?という点に対しても審査されるようになったようで、現在、インターネットブラウザー機能を内包したアプリは、審査が通り難い状態にあります。

このボイジャーの理想書店は、現在、無料コンテンツをダウンロードして閲覧可能ですが、これらのコンテンツは、App Storeで拒絶されたタイトルなのかもしれないと思いました。


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