CES2015において、東芝セミコンダクター＆ストレージが、iPhone/iPad/iPod対応のTransferJetアダプタ「TJM35420LT」を、2015年春から販売を開始すると発表し、デモ展示を行っていました。

TransferJetアプリを起動し、カメラロール内の写真や動画を瞬時に転送することが可能となっています。

実効スループットは最大375Mbpsと高速で、例えば、1分のハイビジョン動画コンテンツを約3秒で転送できるそうです。

すでにパッケージサンプルも出来ていて、Android版「TJM35420AMU」、Windows版「TJM35420AUX」も販売されます。

なお、Mac版のTransferJet対応のUSBアダプタは、今回発売されないため注意が必要です。

また、Wi-Fi 内蔵の SDカードである「FlashAir」の3世代目となる「FlashAir III」を発表し、展示していました。

この FlashAir III は事実上のサイレントアップデートとなっており、2014年12月に旧バージョンカードの出荷を完了した後に、出荷された FlashAir カードは「FlashAir III」となっています。

FlashAir III の改良点として最大のものは、これまでは画像の表示のために使われてきた内蔵Webブラウザに「WedDAVサーバ」機能が追加されました。これによって FlashAirカード内のデータを WebDAVブラウザを用いて簡単にPCへダウンロードできるようになりました。

なお、現在のバージョンの WebDAV機能ではFlashAirカードからデータを取り出す事はできますが、データをFlashAirカードへ送り込む機能は搭載されていません。

また、「FlashAir III」からLuaスクリプトが内蔵され、スクリプティング処理が可能になりました。

利用可能なスクリプトは、FlashAir Developersサイトで全て公開しているので参照して活用して欲しいという事でした。

FlashAirカードについては「これからも様々な機能を追加したり、改良したりするロードマップが出来ている」ので、注目して欲しいということでした。

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