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Apple、新しいダークインターフェイスを搭載した「Final Cut Pro X 10.3」を配布開始

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Final Cut Pro X 10.3

Final Cut Pro X 10.3

Appleが「Final Cut Pro X 10.3」の配布を開始しています。

システム条件:OS X v10.11.4以降、4GBのRAM(4K編集と3Dタイトルには8GBを推奨)、OpenCL対応グラフィックカードまたはIntel HD Graphics 3000以降、256MBのVRAM(4K編集と3Dタイトルには1GBを推奨)、4.15GBの空きディスク領域。

一部の機能にはインターネットアクセスが必要です。料金が発生する場合があります。Blu-rayディスクの作成には、Blu-rayレコーダーが必要です。


バージョン 10.3 の新機能
新しいインターフェイス
・新しいダークインターフェイスでビデオに集中
・整理やカラーグレーディングなどの作業ごとにウインドウレイアウトをカスタムワークスペースとして保存
・セカンドディスプレイでタイムラインの全画面表示/非表示を切り替え
・インスペクタを画面いっぱいの高さで表示

マグネティックタイムライン 2
・クリップをロール (ダイアログ、ミュージック、エフェクト) ごとに色分けして、プロジェクト全体を一目で把握
・ロールの作成、割り当て、色の設定により、オーディオクリップとビデオクリップのタイプを簡単に識別
・改良されたタイムラインインデックスでオーディオロールをドラッグアンドドロップしてタイムラインのレイアウトを変更
・タイムラインインデックスの「焦点」ボタンを使って、特定のオーディオロールだけを表示し、ほかのクリップを非表示
・タイムラインインデックスの「オーディオレーンを表示」ボタンを使って、タイムラインでクリップをオーディオロール別に表示
・複合クリップ内のロール全体にオーディオエフェクトや音量変更キーフレームを追加
・iXML サポートにより、オーディオ・フィールド・レコーダーで設定されたメタデータに基づいてロールを自動的に作成および割り当て
・カスタムロールの割り当てを読み込み時に iXML メタデータと統合可能
・Final Cut Pro ライブラリごとに独自のロールセットを作成および管理

色域の拡大
・対応している Mac や外部ディスプレイでイメージを広色域で表示
・標準の Rec. 601 および Rec. 709 の色空間または Wide Rec. 2020 の色空間でビデオを読み込み、編集、配信
・ライブラリとプロジェクトの両方で色空間を設定
・ARRI、Blackmagic Design、Canon、Panasonic、および Sony 社製カメラの Log 素材や、RED RAW 素材を、広い色域を維持しながらリアルタイムで操作
・ビューアのレンジチェックオーバーレイを使って、標準の RGB 範囲を超えている領域を強調表示
・ビデオスコープで広色域をリアルタイムで表示

MacBook Pro で Touch Bar をサポート
・タップして、音量コントロール、フェードイン/フェードアウト、メディアの読み込みなどの基本機能を実行
・「クリップ接続を上書き」「トリム開始」「トリム終了」などの詳細編集コマンドに簡単にアクセス
・タイムライン概要でプロジェクト全体を一目で確認、タッチで移動可能

ビデオ形式のサポート拡大
・MXF でラッピングされた Apple ProRes を使って、放送配信に適した柔軟性の高い形式で書き出し
・MXF マスターファイルの書き出しで、オーディオロールを使って業界標準のチャンネルレイアウトを構成
・Canon Log2/Cinema Gamut と Panasonic V-Log をサポート
・Sony PXW-FS7 および PXW-X70 カメラの Sony XAVC-L 4K をサポート
・AVC-Intra ファイルを書き出し

追加の機能
・フロートランジションによってジャンプカットをシームレスに結合し、インタビュー撮影での考える間や言い直し部分などを除去
・「エフェクトを削除」コマンドと「パラメータを削除」コマンドを使って、クリップから特定のエフェクトを削除
・SMB 3 ネットワークサポートにより、ネットワーク接続ストレージデバイス上のライブラリにアクセス
・タイムコードエフェクトを使って、ビューアと書き出しファイルでクリップ名とソースクリップのタイムコードを表示
・タイムコードをコピーアンドペーストして、テキスト書類への数値入力を効率化
・カスタム Motion プロジェクトを個々の Final Cut Pro ライブラリに統合
・ブラウザのオプションでクリップを連続再生
・ブラウザとタイムラインでカスタムメタデータを検索
・タイムラインインデックスでオーディション、複合クリップ、マルチカムクリップ、同期クリップを検索
・アンカー付きの隣接クリップでトリムをロール編集
・メディアブラウザとコンテンツブラウザが大きくなり、フォトライブラリ、サウンドエフェクト、ミュージック、タイトル、ジェネレータの表示領域が拡大
・「ミュージック」と「サウンドエフェクト」のブラウザで、オーディオファイルをスキミングして範囲選択
・Thunderbolt ケーブルを使って外部ディスプレイに直接 A/V 出力、専用 I/O デバイスは不要
・XML 1.6 により、マグネティックタイムライン 2 でのロールベースのオーディオコンポーネントをサポート
・XML サポートの拡大により、プロジェクトとクリップを既存のイベントに読み込み
・サポートされるアプリケーションにクリップ、プロジェクト、イベントを XML 形式でドラッグアンドドロップ
・Final Cut Pro からドラッグアンドドロップでライブラリを XML ファイル形式で書き出し
・「オーディオ」インスペクタで「option」キーを押しながらコンポーネントをクリックしてそのコンポーネントを選択し、同時にほかのすべてのコンポーネントを無効化
・タイムラインでオーディオコンポーネントを選択して「delete」キーを押し、そのコンポーネントを無効化
・「command + 上向き矢印」または「command + 下向き矢印」を選択して、タイムラインでクリップを縦方向に選択して移動
・アングルエディタでマルチカムクリップを開いたときに、オリジナルのタイムラインで表示していたのと同じフレームに再生ヘッドを配置
・「ロールを編集」ウインドウで、ロール間でサブロールを移動し、サブロールをほかのサブロールと結合
・RED R3D ファイルから QuickTime プロキシファイルへ、さらに元の R3D ファイルへの再接続を、一度に 1 ファイルずつ再接続する代わりに一括で処理
・タイムラインでクリップの高さをキーボードショートカット「command + shift + プラス記号 (+)」または「command + shift + マイナス記号 (-)」を使って変更
・同期済みのクリップに、ブラウザやタイムラインで簡単に見分けられるように個別のバッジを表示
・オーディオフェードを適用するキーボードショートカットをカスタマイズ可能
・キーボードショートカットでオーディオフェードを適用する際のデフォルトのフェード継続時間を、新しい環境設定で割り当て
・「上書き」編集機能が、タイムラインの左上にある「接続」「挿入」「追加」に続く 4 つ目の編集ボタンとして登場
・「オーディオをビデオに揃える」機能で、タイムラインで J カットや L カットを簡単にまっすぐに揃える
・Finder でライブラリをダブルクリックして Final Cut Pro を起動すると、「ライブラリを開く」ウインドウを省略
・新しいブロードキャストセーフエフェクトで、ビデオのレベルを Rec. 601 PAL および NTSC、Rec. 709、Rec. 2020 などの特定の色空間に制限
・マルチカムクリップを XML 形式で書き出した際にアングル ID が維持されるようになり、アセット管理システムとの統合が強化
・ブラウザのテキスト検索機能を使ってカメラアングル、カメラ名、リールのフィールドを検索可能
・Sony PXW-X70 で XAVC-Long G を撮影時に、ブラウザの列でさまざまなフレームレートを正しく認識して表示
・静止画や動画など、メディアが混在したカメラカードからの読み込み時に、「読み込み」ウインドウに単一のボリュームを表示
・オーディオエフェクトに、ビデオエフェクトと同様、インスペクタでグローバルな有効化/無効化ボタンを用意
・ライブラリを Final Cut Pro バージョン 10.3 にアップデートした後で、オーディオクリップを選択してロールを再適用し、クリップの元の iXML メタデータを表示および利用可能
・10 ビット非圧縮 SD (標準解像度) ビデオの MXF に対応
・Final Cut Pro および Compressor の両方からの 16 ビットの TIFF シーケンスの書き出しに対応
・インスペクタで「DPP 編集/サービス」および「DPP メディア」のメタデータ表示を選択し、Digital Production Partnership AS-11 マスタープログラムファイルの配信時に使用可能
・カラープロファイルの「読み込み」ウインドウの新しい列で、色空間に基づいて読み込むクリップを表示および選択可能
・ユーザがカスタムのデフォルトのジェネレータ、タイトル、「下三分の一」タイトルを作成および保存し、キーボードショートカットでタイムラインに追加可能
・「ミュージック」および「サウンドエフェクト」メディアブラウザでオーディオソースをプレビュー時にオーディオメーターが機能
・イベントビューアにタイムコードとオーディオメーターを表示
・シェイプジェネレータの新しいオプションとして矢印カーソルを追加

Final Cut Pro X 10.3 では、以下の問題が解決されました。
・リタイミングしたアルファチャンネル付きクリップにオプティカルフローを適用した際に、透明な領域がしばらく不透明になるという症状が解消しました。
・macOS Sierra でタイムコードウインドウ全体にラインが表示されるという問題を解決しました。
・ブラウザのリスト表示で、オーディの波形がフィルムストリップの幅に合わせて適切な縮尺で表示されるようになりました。
・同期クリップが XML の書き出し/読み込みを経由して正しくラウンドトリップするようになりました。
・「置き換え」機能を使って、キーワードやメモが追加されたクリップを、それらが追加されていない新しいクリップと置き換えた場合に、当初のキーワードやメモがタイムラインインデックスに残らなくなりました。
・「ディスク作成」の共有オプションを使うと macOS Sierra でハングすることがある問題を解決しました。
・リスト表示とフィルムストリップ表示を切り替えても、リスト表示でのクリップ選択が変化しなくなりました。
・オーディションを再生中にトリムしても音量が一定に維持されます。
・インスペクタで音量をリセットした後、新しいフェードハンドルが「直線状」に設定されなくなりました。
・ライブラリを読み込まずに Final Cut Pro を起動したときに、ライブラリをアップグレードしないように選択した場合でも、App が開いたままになります。
・フルスクリーンで再生後にビューアを正常に拡大表示できます。
・XML 読み込みの後、4K 同期クリップが正しく 4K として表示されるようになりました。
・シェイプマスクを使ったジェネレータが正しいサイズで書き出されます。
・「共有」>「Apple デバイス 1080p」オプションを使った後、iTunes のファイル情報が「SD」1080 と表示されることがなくなりました。
・ビデオのみの書き出しで、2 回目に書き出したときにオーディオが出力されることがなくなりました。
・「マスクを描画」でコントロールポイントを編集中にフルスクリーン再生を終了できるようになりました。
・「マスクを描画」エフェクトをマルチカムアングルでクリップに追加しても正常に機能します。
・色補正のパックを矢印キーで動かし続けることができます。
・カラーバランス補正をすると、一部のマルチカムクリップが白くなる問題を解決しました。
・インスペクタで「なし」を選択してもログ処理がクリップに適用されたままになる問題を解決しました。
・ログ処理が適用されたクリップでもカラーマスクが機能します。
・Photoshop レイヤーの色補正に対応しました。
・カラーマスクの内側から色を減算する際の精度が向上しました。
・「マッチカラー」と「バランスカラー」を「パラメータをペースト」機能でほかのクリップにコピーアンドペーストできます。
・タイトルがガイドに正しくスナップするようになりました。
・Final Cut Pro を再起動した後、「基本下三分の一」タイトルが元のスタイルに戻り、ユーザが変更した内容が維持されない問題を解決しました。

その他の修正点に関してはFinal Cut Pro X バージョン 10.3 リリースノートを参照して下さい。



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