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林信行監修「スティーブ・ジョブズは何を遺したのか」は、Appleという企業を知る集大成の本

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日経BPから、林信行監修「スティーブ・ジョブズは何を遺したのか」が出版されました。

林信行氏いわく、ウォルター・アイザックソン著の「スティーブ・ジョブズ I」と「スティーブ・ジョブズ II」の副読本として読むと良いと言っていますが、確かに伝記を読んでいることが前提で書かれている部分も多いと思います。


この本の中に、MacFanの臨時増刊号「追悼・スティーブ・ジョブズ」の中にもインタビュー記事として登場する元ソニーの安藤 国威氏へのインタビューの内容は、Appleの直営店に関する事が新たに語られています。

また、元アルプス電気フロッピーディスクドライブ開発責任者広瀬 康之氏、元アップル日本法人マーケティングコミュケーション部長河南 順一氏へのインタビューも掲載されています。

じり貧だったAppleが、流通改革と量販店改革を行った理由など、今になってようやく理由が詳しく述べられていると思います。

アートディレクションや本文デザインなどにもかなり拘った印象を受けますが、その中で74ページからの「his fruits」では、誰の情報かについては触れられてはいないものの、尋常ではないAppleの物作り(デザインだけではない)について詳しく語られています。

伝記では、Steve Jobs氏という人物と、それによって生まれ変わったAppleについて知る事が出来ますが、このスティーブ・ジョブズは何を遺したのかは、その生まれ変わったAppleが、何を成し遂げてきたのかが理解出来ます。

ただ、伝記を含めた参考書籍のクレジットが入っていないのが残念ではあります。


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