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InDesign Conference 2007 Adobe CS3 新機能 Top10 counter

Adobe CS3

2008年7月7 - 9日に青山テピアで開催された「The InDesign Conference: 東京 2008」に関する特集ページです。


7日レポート

オープニングレポート

・オープニング挨拶
猪股裕一 (多摩美術大学教授) / ダイアン・バーンズ (TechArt International)



最初にダイアン・バーンズ女史がInDesignコンファレンス2回目の開催に対し、関係者と参加者に対しての感謝と挨拶をしたあとに、カジュアルな雰囲気を目指していますので、質問等がありましたら気軽に声をかけてください。それだけでなく、他の参加者とも交流して多くを学んでください。明日の夜のピザパーティはそのいい機会なので、ぜひお越しください。



とのべたあと、猪俣祐一氏が明日のパーティは名刺を持ってきてください。と続き、今回のInDesignコンファレンスはInDesign vs IllustratorもしくはQuarkXPressという感じになっており、いままで制約があったQuarkXPressが次期ver.8でどのようにかわるのかのバトルも開催。明日には京極夏彦さんが、デザインする小説家として参加されること等、今回のコンファレンスの内容がエキサイティングなものだと期待させる挨拶をし、InDesignコンファレンスの幕をあけた。



セッションレポート

・InDesign対QuarkXPress世紀の真剣勝負!?

小木博史氏(毎日コミュニケーションズ)
大里浩二氏(THINKSNEO)
河野博史氏(クォークジャパン)



同じ課題をQuarkXPressとInDesignで作業し、画面をスクリーンに映し出す。それを見た参加者が自身でジャッジしようというセッション。



出版のデファクトツールであったのにも関わらず、InDesignに追い越されてしまった感のあるQuarkXPressだが、QuarkXPress 8ではかなりの進化をとげたというアナウンスが入っており、両ソフトでの作業がその場で繰り広げられるセッションはとても興味深いものであった。

小木博史氏から出されたラフレイアウトに従い原稿を作っていくという内容をIndesignは大里浩二氏、QuarkXPressは河野博史氏によるオペレーションにより、以下の5ラウンド+αの対決が行われた。

第1ラウンド:版顔設計



第2ラウンド:画像の貼り込み



第3ラウンド:テキストの流し込み



第4ラウンド:表組み



第5ラウンド:テキストの回り込みと合成フォント



+α:PDFの書き出し



目立った部分では、InDesignでは「第2ラウンド:画像の貼り込み」の際に、マルチプレース機能で一気に読み込み素早く貼付けれる点、「第4ラウンド:表組み」の際に”表の属性”からタイトルの色、ラインの色などが設定でき、1行つめることになったというような場合でも自動で対応される点がより便利に感じたが、その他においてはQuarkXPressもようやくとは言えるが、かなりの機能を増やしていて、なかなかのバトルだったように思う。

従来のQuarkXPressユーザにとっては、使い慣れたソフトがここまで進化したことで、非常に便利に感じるはずだ。

最後に価格についてのアナウンスがあり、正規版で97,650円と以前からするととても安くなっている。ver.3、もしくはver.4を持っている人は、バージョンアップ版でver.6を購入し、それを無償アップグレードでver.8にすると、さらに安く購入できると紹介していた。


LicenseOnline Adobe製品ストア

セッションレポート

・世界中を駆け巡るアドビのスーパーエバンジェリスト、ティムコール氏がInDesignを導入して成功した5件の例を挙げたが、全ての話に通じるテーマはInDesignの柔軟な拡張性であった。通訳は同僚のナット・マッカリーさんで、ジョークを交えての講演となった。



1つ目の例はアメリカの大きな雑誌、ビジネスウィーク。

ウェブと出版が別チームであったが、チームとプロセスをひとつにして、クオリティの向上と効率化することを狙いInDesignを導入した。以前はWeb化を手動で行っていたがInDesign導入後はK4というソリューションのXMLエクスポートとAppleスクリプトを使い自動化。数分でウェブ化が出来るようになった。



2つ目の例はアメリカで3つのチャンネルを持っているShowtime。

Showtimeでは内部のデザインをしており、60人を超えるデザイナーが1年に2,500から3,500の印刷物をつくっている。生産性よくクリエイティブに、効率的に仕事をするためにInDesignを導入。安定性もクォークのときより大きくあがった。



具体的には、メタデータとスクリプトを柔軟に発展させ、作業を自動化することで効率化に成功。会場にメタデータのことを知らない人が多かったので、高校のアルバムを例にして、写真についたメタデータとデータベース、スクリプトを使用して、写真のキャプションを一発で載せる方法を説明したが、スクリプトの問題で、デモはならず。説明だけにとどまった。



Showtimeでは他にも、マルチプレース、検索時間の短縮、PDFのワークフローなどに満足している。


3つ目の例はChronicle Booksという出版社。

ビジュアルスタイルが印象的なChronicle Booksではクリエイティブで最先端のデザインを効率よくするのを目標にInDesignを導入。
ページ数の多い本を作っているのでドキュメント機能をよく使い、非常に助かっている。また、クオリティがたかく、柔軟性のあるいいデザインができると聞いている。



4つ目の例はイギリスの新聞社、Northclife。

Northclifeでは広告のテンプレートにデータをはめ込むソリューションを作ってコストダウンをはかり、結果として40万ドルの売り上げ増。手間なく早く広告を作り、出版社としては制作コストを減らすという成功をした。

これはバブルという名前のシステムで、テンプレートをウェブで選び、写真のレイアウトの中に簡単に挿入することが出来る。



5つ目の例は北京。

写真は中国の歴史百科事典をInDesign CS2とXMLとデータベースを使って制作しているところだが、32巻という非常に大きな出版物で、記事数は6万、絵は3万、地図は1,000、文字は6,000万文字に及ぶ。



制作にあたっていろいろなDTPのソフトを検討。表組、写真の貼付け、関数、地図、たくさんの書式フォーマットをサポートし、記事の最初のほうに編集があった場合、本の全てを効率よくリフローできる。また、たくさんの編集ヵ所があるので、すばやくXMLデータを読み込み、配置し、PDFをかきだし、サムネイルを出すシステムが必要だった。



検討した中には中国製のソフトもあったが、どのソフトもどこかに不満があり、外国製のInDesignと中国人の作ったソリューションを採用。XMLの書き出しと読み取りの機能、インデックス索引の機能、エクセルとワードからの読み込みができる、プラグインが開発できる、中国用の文字組と禁則設定ができる。オープンタイプとユニコードで長文が問題なく使えるなどの機能からプロジェクトは成功した。また非常に効率よく作業でき、オペレータが20人しかいなかったのに、1日で100ページほど作成できたことにチーム全員が驚いていた。



以上5つの例を挙げた後、簡単な説明でしたが、世界中の人々がInDesignとアドビ製品をつかって成功しているというお話がたくさんあります。と話を〆た。



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