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September 2002 MACお宝鑑定団 
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基調講演レポート

・パリにおける基調講演は,おなじみのスイッチキャンペーンのCMから始まった。

4人ほどのスイッチャーがアピールしていたが,特に警察官や弁護士が登場するあたりは聴衆に受けていた。

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スティーブ・ジョブズが登場してくると,第1声は「私の名前は,スティーブ・ジョブズ,職業はCEOです。」とおどけてみせる。この時の歓声の大きさは凄まじかった。昨年がテロによってApple EXPOが中止になったために,パリの聴衆はいやがうえにも期待している。ここはMac OS Xのパブリックβが最初に販売された場所でもあるのだから。

ジョブズも基調講演が始まる前にステージ下でスタッフと笑顔で話していたので,すこぶる機嫌が良かったのだろう。

最初に簡単に17インチiMacとあたらしいPowerMacG4について紹介すると,残りはほぼすべてMac OS Xに関する内容だった。

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興味深かったのはMailのジャンクメールを取り除く機能については,さほど大きな拍手は起きなかったことだ。

しかしその代わりにランデブーで離れているPowerBook G4のMP3をiTunesで呼び出した時は,大きな歓声が起こった。

ランデブーは対応しているプリンタメーカーもキャノンとゼロックスが加わり,増えてきたが,オランダのフィリップスがソリューションこそ提示しなかったものの,ランデブーを積極的に支持していく方針がビデオで流れたのは明るいニュースである。

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QuickTime6の紹介はほぼNYと同じ内容だったが,ストリーミングでの早送り,巻き戻しがスムーズであることが強調された。

Sherlock3の紹介ではエッフェル塔の写真を検索してみせるなど,フランスにちなんだ内容になっていたが,あるフランスの会社の株価に関して,調べてみて,その内容がフランス語で書いてあるのを見せると,Sherlock3の翻訳機能で,瞬時にそれを英語に訳してみせた。このあたりの手際の良さは7月のNYでのMac Worldよりも上である。

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またiCalは予想通り今日から無料のダウンロード開始がアナウンスされた。実はパリでのGood Newsはこれだけだったのである。

iSyncもNYと同じデモがなされたが,ベータ版の配布が9月の終わりということなので,製品版がいったいいつ登場するのか,まったく定かではない。しかしiSyncに対応した携帯電話が市場に出回らない限りは,iSyncを手に入れてもPDAとシンクするくらいしか使い道がない。それを承知で焦ってリリースはしないようである。

結局は噂に上がったPowerBook G4やiBookのアップグレードは発表されなかったが,これらの現行機種が市場に投入された時期を考えれば当然といえるだろう。7月に17インチiMac,そして8月に新筐体のPowerMacG4が発表されたため,聴衆は何も新しいハードウエアが出なくても,納得できないことはないような表情であった。

世界中に伝わるIT業界の伸び悩みと共に,欧州はまだMac OS Xの浸透を待っている段階だということだ。



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Reporters
・秋山 公良 (Kimiyoshi Akiyama)
・大西 吉人 (Yoshito Onishi)